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This page pertains to UD version 2.

Number: number

Values: Coll Count Dual Grpa Grpl Inv Pauc Plur Ptan Sing Tri

Number は通常,名詞 (nouns) の屈折素性である.言語によっては,他の品詞 (代名詞 (pronouns), 形容詞 (adjectives), 限定詞 (determiners), 数詞 (numerals), 動詞 (verbs))も数に関して名詞との一致 (agreement) を標示することがある.

Sing: 単数 (singular number)

人物・動物・事物を1つ示す単数名詞.

Plur: 複数 (plural number)

人物・動物・事物を複数示す複数名詞.

Dual: 双数 (dual number)

人物・動物・事物を2つ示す双数名詞

Tri: 三数 (trial number)

三数代名詞 (trial pronoun denotes) は人物・動物・事物を3つ示す.三数代名詞 はオーストロネシア諸語のいくつかに現れる.

Pauc: 少数 (paucal number)

少数名詞 (paucal noun) は“少数の”人物・動物・事物を表す.

Grpa: 複数の少数 (greater paucal number)

複数少数名詞 (greater paucal noun) は “少数ではないが,多数でない” 人物・動物・事物を指す. オーストロネシア言語のスルスルンガ語 (Sursurunga) に生起する.

Grpl: 大数 (greater plural number0

大数名詞 (greater plural noun) は “多数の,可能なもの全ての” 人物・動物・事物を指す. その正確な意味は言語によって多岐にわたる.

Inv: 逆数 (inverse number)

逆数は特定の名詞の数がデフォルトでないことを表す. (名詞よっては単数がデフォルトであったり,複数がデフォルトであったりする.) 逆数はキオワ語 (Kiowa) に生起する.

Count 加算複数 (count plural)

加算複数はブルガリア語やマケドニア語で確認され,”加算形”,”加算複数”,”定量複数” のように,様々な呼び方がある (Sussex and Cubberley 2006, p. 324). 数詞 (numeral) に後続する場合,これは名詞の特殊な複数形となる. (この形式はスラブ祖語の双数形に起源を持つが,Number=Dualとは標示されない. なぜなら,(1)双数はブルガリア語で消失した (2)その形式が2という数と意味的な関連性を持たなくなったからである.)

Ptan: 絶対複数 (plurale tantum)

名詞によっては,例えそれが1つの事物 (意味的に単数) しか表していなくても複数形でしか生起しないようなものがある; いくつかのタグセットでは.この区別を標示する. 文法的には複数形のようにふるまうので,Plurはバックオフの値をとる; しかし,性 (gender) も標示する言語については,単数形の不在が性について不明であること意味する場合がある.チェコ語において加算名詞が絶対複数を表す場合,このような特別なタイプの数詞が用いられる (NumType = Sets).

Coll: 集合名詞,質量名詞,絶対単数 (collective / mass / singulare tantum)

集合名詞,質量名詞,絶対単数は単数形の特別例である.これらは文法的単数が事物の集合 (i.e. 意味的に複数) を表す場合に適用される.理論的には複数形を形成できるだろうが,意味的に単数を表すのは難しい. ただし,複数形は”いくつかの種類の”,”いくつかのパッケージの”といった意味を表すことがある.

参考文献


Number in other languages: [u]