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This page pertains to UD version 2.

NumType: numeral type

Values: Card Dist Frac Mult Ord Range Sets

いくつかの言語 (特にスラヴ語で) は,数 (numerals) の複雑な体系を備える.例えば,チェコ語の学校文法では”numeral”という数についての主要な品詞があり,これは数えることに関してほとんど全てのものを包含し,いくつものサブタイプが存在する.また,これには,数 (_kolik / how many, tolik / so many, několik / some, a few_といった語) を指示する疑問詞 (interrogative), 関係詞 (relative), 不定の指示語 (indefinite and demonstrative words) も含まれ,PronTypeにおいて,これらは空でない値を持つだろう (英語では,これらの語は数量詞 (quantifier) と呼ばれ,限定詞 (determiners) の下位グループに属する).

統語論の観点からいえば,形容詞のようにふるまうnumtypeもあれば,副詞のようにふるまうものもある.それぞれ,u-pos/ADJu-pos/ADVのようにタグ付けされる.このように,素性NumTypeはさまざまな品詞に適用される:

Card: 基数 (ordinal number) か,それに対応する疑問詞 / 関係詞 / 不定詞 / 指示語

いくつかの印欧語では,thousand, million や_billion_に相当する語は数詞か名詞どちらに属すかが明瞭でない.

Ord: 序数 (ordinal number) か,それに対応する疑問詞 / 関係詞 / 不定詞 / 指示語

これは,形容詞か (いくつかの言語では) 副詞である.

Mult: multiplicative numeral or corresponding interrogative / relative / indefinite / demonstrative word

これは,形容詞か副詞のサブタイプである.

Frac: 分数 (fraction)

基数のサブタイプに属し,コーパスによっては設定されることがある.これは分数もしくは単に分母を表し,さまざまな言語で形態的,統語的に名詞もしくは序数詞としてふるまう.

Sets: 集合の数・集合数詞 (number of sets of things; collective numeral)

これは数詞の独立したクラスであり,事物の集合を数えるために用いられる数詞か,絶対複数 (pluralia tantum) を示す名詞である.研究者によってはこのタイプを集合数詞 (collective numeral) と呼ぶことがある.

Dist: 配分される数 (distributive numeral)

同じ量が特定のターゲット内の各成員に配分されることを表す.

Range: 数値の範囲

基数のサブタイプと考えられ,コーパスによっては設定されることがある.


NumType in other languages: [u]